陰雑記

日陰者の日記・陰弁慶の陰口

10時半ごろ目が覚めた。

 何かどたばたしている音がしていた。見ると母が何やら忙しそうに荷物を運んでいた。聞くと今日は珍しく来客があるらしい。経緯は知らないが、今日突然決まったそうだ。それで和室で応接するから、和室においてあった荷物を全て寝室に移動して隠しておこうということらしい。別に和室じゃなくても、普通にリビングで応接すればいいのではないかと思った。父もそう言っていたのだが、母の強い拘りにより断行。まあ確かにきちんと片付ければ和室の方が綺麗だ。ということで荷物の移動と、掃除を手伝った。2時間くらいか。父は、この前亡くなった親類へ線香をあげに外出していた。本当に急に決まった訪問らしく、実に迷惑だと母。

 なんやかんやで諸々完了し、コーヒーを飲んだ。シャウエッセンをボイルして、白米を食う。美味い。掃除ついでに、自室のエアコンのストリーマの洗浄もした。1月半ばに「洗浄しろ」ランプがついてから2か月も放置してしまっていた。今日できてよかった。父はスリッパを買いに行った。

 今日来る客は非常に性格が悪いクズで私は大嫌いなので、外出して会わないことにした。家にいるのに挨拶しないのはちょっと感じ悪いしな。向こうも私を嫌っているし。いや、私が顔を出して挨拶してみても、特にトラブルは起こらないだろう。いずれは顔を合わせることにはなるので、逃げずに相対した方がいいのか?ともちらっと思ったりはした。しかし私が挨拶したとして、あれは恐らく「あなたのことなんか全然気にしてませんけど?けど??」みたいな態度を取ってくるだろう。うん。キモ過ぎる。やっぱり会わないのが正解だろう。相手の性格が悪い。だから会いたくない。以上だ。逃げるとか逃げないとかの問題ではない。用事があるのは父に対してだし。

 

 という訳で散歩をした。少し離れた大きな駅まで。そこでちょっとエッチなことをしたり、図書館で読書したりした。クラシック音楽についての本を読んだ。正直よく分からん曲を分かるようにする方法とか、初めて聞く曲をどう聞けばいいのかとか、そういうことが書いてある本を探してみたけど無かった。クラシック音楽初心者向けの本には「聞き方に正解はないから好きにすればいい」としか書いてない。そうだろうな。やっぱり何度も聞いて慣れる以外に無い気がした。

 日が暮れるころに歩いて帰った。いつもと違う道を通ったら、いつもより楽しかった上にちょっと速かった気がした。帰宅。父は客が帰った旨をLINEで送ってくれていたらしいのだが、通知が出ず、気付かなかった。寿司を取ったらしい。客が残した分を処理する。けっこう良い寿司だな。ウニに臭みがない。お茶を飲む。

 で、部屋に撤収して音楽を聞く。シベリウス交響曲7だけ、ちょっと分かるような分からないような。時間を要する。ちょっと最近急に色々聞き過ぎかな、と思った。