ズボンは乾いた。
３時半に起きて準備し予定通り４時に出発。ガソリンを入れてコンビニに寄り、高速に乗る。夜の高速道路はやっぱりテンションが上がる。夜景が綺麗だ。特に赤い光は遠くにあってもはっきり見えて密集しているように見えるのがとても良い。眠いけど。５時に空港到着、駐車。空きがたくさんあった。荷物はスーツケースと各自のかばんと、あと袋が一つ。
空港はいろいろ便利になっていた。バーコードを自動で読んでスーツケースを自動で運んでくれるやつとか。早めに来たのでそんなに人はいない。手荷物検査を抜けた先で飯を食う。予めコンビニで買ったツナマヨおにぎりと家から持って行ったパンとどら焼きを。軽食持参すべしという去年の反省が活かされた。
待合所はざわざわしていて居心地は悪い。平常通りに飛ぶようだ。夜が明けかけている。枕草子が好きだと母。
６時半に飛行機搭乗。機内モードにした。私が右の窓際、隣に父、通路を挟んで母。朝焼けが綺麗だ。７時ごろ離陸。前日の同じ時間の便は３時間遅れで出たらしいが、今日は定刻通りのようだ。写真を撮ろうとするも、窓ガラスが汚れてるのとカメラの性能が悪いのでうまくいかなかった。富士山を撮ったつもりだが、何が写ってるのか分からん。ちょうど翼がある所の席で、下は見えない。気圧の調整で耳が忙しい。富士山頂の窪みがはっきり見えた。
３時間強のフライト。景色も見えないので、結構しっかり読書した。暖房で乾燥したか文庫本が反ってパッキパキに。それから多分１時間ほど寝たかな。そんなに長くなかったかもしれない。ちょっとうとうとしたが、気持ちよかった。目が開かない。父母は途中で移動できる席を見つけてそっちに移った。父はこっちの席と行ったり来たりしていたが。ちょいちょい話しかけてくるのがちょっぴり鬱陶しい。
10時半、石垣島に到着。バスで移動。あまりにも日差しが強く、出発するまでの時間がきつかった。手拭いは持ってくるべきだったな。帽子はあるけどスーツケースの中だ。去年初めて来た時は「思ったほど暑くないんだな」という感想で、確か15℃くらいだったと思うが今日は21℃あるらしい。……と思ったのだが去年の石垣島の気温を調べたら最低が17.5℃だったので、記憶違いだ。日記にも「４月くらいの気温に感じる」と書かれていた。しかし今日は５月くらいに感じる。
焼肉屋に来た。きたうち牧場だ。去年も来た。肉も米も酒も美味いのだ。酒って言ってもただのプレモルだが、しかし何故か他とは違う。……多分長時間のフライトで喉が渇きまくっているから美味く感じるんだろうか？ いや、それだけでは説明できないものがあると思う。とても良く冷えている。そして食い過ぎる。ご飯と肉を親から貰い過ぎた。今日来たのは本店で、去年来たのは美崎店だ。美崎店は引っ越しする予定だと聞かされていたのでもう無いと思っており、引っ越し先の店舗を探していたのだが本店まで着てしまった。ターミナルから10分ほど歩いたところにある。
食って歩いて、途中の公園に立ち寄り、懐かしさを味わう。平和の石碑と、「うんこ」という落書きがある公園だ。暑いのでYシャツは脱いで下着のTシャツ状態。
船で竹富島へ移動。寝てたらいつの間にか出発していた。暑い。さらにマイクロバスで移動。受付。やはり誰もマスクをしていない。まあいいや。ゴーカート的なものに乗って案内される。集落風の構造を再現したらしい。道が複雑で迷いそうだったが、見晴らし台が目印になる。日差しは強いが、日が陰ると風はすごい良い感じの温度感だ。よって長袖の方が涼しい説がある。
部屋。部屋というか家だ。大浴場がないのでそれぞれの部屋でシャワーを浴びる仕様。洗面所のど真ん中に湯船がどーんと置いてある。テレビが無いのが良いね。
塀の名前はグックとヒンプン。右は神が通る道なので住民は左を通ると教わる。しかしググってもその情報は出てこない。男は右、女は左を通るという情報は出てきた。諸説あるのか、あるいは島によって違うのかもしれん。ハーブティーと羊羹をいただく。
ラウンジ的なところでサーターアンダギー＋バニラアイスを食い、シークヮーサージュースとエスプレッソを飲んだ。
実は母が手拭いを持参してくれていたようだったので、顔に巻いて日除けにした。ホテルから繋がっている浜があったので、海を見に行った。白くてきれいなサンゴをいくつか拾った。どうもこう、初めて離島の海を見た時のような感動は無いのだけれど、まあぼんやり足元をいじりながら波の音を聞けば癒されるのは確かだ。サンゴを落とした時の音が良いな。今日は何より睡眠が足りず、景観を味わうだけの精神力が無い。ちょっと気持ちに焦りがあるな。
ゆっくりぼんやりしてから部屋に戻ってシャワーを浴びて飯。沖縄の食材や風習から着想を得たフランス料理らしきコース料理的なものを２時間かけて食った。父が焼酎ソーダ割りを飲んでいたので同じのをもらった。
眠い。とりあえずここまで書いたのでよしとして一旦寝るか。。
