陰雑記

日陰者の日記・陰弁慶の陰口

帰宅

 昨日。

 風呂が25時までだったので、24時過ぎに入りに行った。貸切風呂は全部使用中だったので大浴場へ行った。他に2人いた。

 雨が降ってた。雨に打たれながら露天風呂に入ったらどんなもんかと思い入ってみたが、冷たいし、結構勢い強いしであまり快適ではなかったので普通に屋根の下に行った。内湯にも入り、温まったので出た。部屋が暑い。ベランダに出て涼む。雨音を聞いてぼーっとする。良い感じだ。

 

 翌朝飯を食う。食欲ないから要らないかなと言ったら父が不機嫌になり始めたので同行した。魚が普通に美味かった。

 

 中庭が見える席で食ったのだが、使用済みコンドームが落ちていて、誰かやったんだな、と。カップル客が多いからね。仕方ないね。……わざわざ庭に出てきてやったんだろうか。いや上は客室だから、ベランダでやってゴムだけ投げ捨てたのかもしれない、などと考えた。

 

 足湯。何もせずぼんやりする。肌寒かったが、湯気が多いので段々汗ばんできた。足が真っ赤になるのが楽しい。

 スマホを見ず本も読まずパソコンにも向かわず考え事をする。朝の満員電車とかもそうだが、こういう時意外と良い考えが浮かんだりする。が、後からさらに考え直すと別に良い考えでもなかったりする。

 

 また風呂へ。強めの雨が降ってる。露天風呂は半分屋根がないので、雨水が直接入って跳ねているのを観察できる。それがとても綺麗。昨日も降ってたけど夜だったからよく見えなかった。冷たい雨水が入ったことで温くなっていていつまででも入ってられそうだったが人が来たので出る。

 

 っていうか今日ニーチェの誕生日だったらしい。昨日一昨日でやたらニーチェを推していたのはそれとは関係ない。それにしてもニーチェといえば秋、のイメージはある。『この人を見よ』の最初の方の、葡萄が褐色に色づいて私は自分の人生に感謝していてどうのこうのって件(うろ覚え)が結構好きだ。

 

 12時の遅いチェックアウト。

 

 帰り。陶芸体験をするつもりだったが、どうも最近事前予約制になったのを母は知らなかったらしく、いっぱいで入れなかった。

 代わりに有料で入れる公園を散策した。公園内のカフェで昼食。クリームの中に果肉が入ってるリンゴケーキを食い紅茶を飲んだ。めっちゃ美味かったのでちびちび味わって食った。紅茶は本日のおすすめ、セイロンティーにちょっとジャスミンとバラの花弁をブレンドしたやつだそうだ。砂時計で3分待ってから注いで飲んだ。お、おしゃれ。。父母はここのサンドイッチを前から食いたいと思っていたらしく、満足していた。

 噴水の前で写真を撮る。婆さんは今だにガラケーを使っている。バラ園を見る。雨は止んで晴れていて、花についた水滴が光っていて綺麗だった。あと苔むした岩とか、太い藤とか、でかい杉とか、遠くの山とか、なんか淡い良い感じの青空とかを見た。

 事前の天気予報だと今日は大荒れでクソ寒いって話だったけど、全然過ごしやすかった。

 

 公園を出て、帰る。温泉地の匂いと湿った空気が混ざってなんとも言えない。

 

 高速道路のサービスエリアのファミマで、飲み物の品出しをするロボットが動いていた。すごい、ハイテク。おやつにファミチキ。あと炭酸水。

 

 16時帰宅。ちょっと寝た。

 

 という訳で、最年少のお子様ポジションで参加する旅行を今回も終えた。

 連れて行ってもらってこんなことを言うのもなんだが、親と行く旅行というのはある面では楽しくある面では苦しいので、私的にはプラマイゼロだ。……と思っていたが、色々思い出しながら日記を書いてたら、普通にプラスに楽しめていたっぽいことに気付いた。良かったな。