陰雑記

日陰者の日記・陰弁慶の陰口

変わった夢。

 なんか非常に映像的であり、音声的でもあり、かつ支離滅裂な夢だった。誰かの伝記。平安時代の偉い人らしい。前書きに、著者の自殺に対する思いが書いてあった。なんか自殺をすると決めました、みたいな宣言とか、格言みたいなのが二人分。学生の卒論が本になったっぽい?ような言い回しの紹介文が書いてあった。メインの著者の名前には「失」と「望」の字が一時飛ばしで入っていて、女の子の名前らしかった。それらは本の中ではなく黒板に書いてあった。全体の名前は忘れた。パラパラめくってみたら日本人の伝記のはずがなぜか左開きの横書きだった。最初のページだけ縦書きで、本人が書いた日記とかの文章だけ、英文を縦書きで引用する時みたいな感じで縦に横書きになっていて、読みづらいなあと思った。文字は水色っぽかった。で、夢の中ではわざわざ全ての文章を声に出して読み上げていた。途中で夢だと気付いたけど文章は消えなかったので読み続けた。こういう状態になることはたまにある。内容は全く平安貴族の話ではなくて、どこかの国のどこかの平原で、居候の少年がパンケーキを作る話だったっぽい。材料が全然無いけどうまいこと節約して作っていたが、周囲は彼の素行に呆れており、みたいな内容だったと思う。起きたら忘れてしまった。


 一日中音楽聞いてた。もう金払ってアマゾンで音楽聞くことに決めたので、プレイリストを作ってた。作ったことなかったのだ。自分の本当に好きな曲が今どのくらいあるのか確認したかった。そんなに多くないつもりだったがモーツァルトベートーヴェン聞いてただけで日が暮れた。Unlimitedにしたら今まで聞けなかった録音も聞けるようになったから、色んな曲の一番良いやつを探し回ってた。

 ちょっと前の日記に、ピアノの曲の奏者は誰でもいい、誰が弾いても大体同じだ、みたいなことを書いたと思うが訂正したい。ベートーヴェンピアノソナタはなんやかんやで、大抵アルフレッド・ブレンデルが一番完成度高い。モーツァルトピアノソナタならマリア・ジョアン・ピレシュが一番だ。


 Unlimitedだとジョージ・セルの録音が聞けるのが嬉しい。昔Youtubeで音楽を漁ってた時、セル指揮のワーグナートリスタンとイゾルデ」序曲とか「マイスタージンガー」序曲とかが他に比べて明らか素晴らしく、この人すげえ!と思ったのがセルを知った最初だ。全体的にサラサラしてるのが好き。

 バルトークの「オーケストラのための協奏曲」のセル指揮は今日初めて聞いたけど素晴らしいな。なんか最後らへんは一部省略されてるっぽいけどそれはそれで斬新だった。気に入った。モーツァルト交響曲41も第四楽章だけ聞いてみたがこれも終わりの方、管楽器をパリパリ言わせてるのが良いアクセントになってて大変効果的だ。

 指揮者だとそうだな、他はカルロス・クライバーはシャキシャキしてて好きだし、スクロヴァチェフスキーもみっちりしてて好きだ。スク略の「ツァラトゥストラ」好き。密度が濃く重いのに明快だ。


 まあ音楽は良いんだけどアマゾンミュージック重いなあ。UIもクソだし。そこは昔から不満、というかどんどん悪くなってると思う。