陰雑記

日陰者の日記・陰弁慶の陰口

だいぶよくなった

 副反応は大体収まり、あとは打ったとこが痛いのと微妙に怠いのが治れば終わり。本が読める程度に回復した。

 昨日はYoutubeとニコ動とアマプラを見て、合間合間に寝ていた。これはこれで有意義な過し方だったと思う。横になってぼーっとしていると、意外と時間の進みが遅くて安心する。1時間くらい経ったかと思ったらまだ10分だったというのを久し振りに体験した。こういう体験は大抵、早く終わってほしい状況で起こるもんだと思うが、しかし体調が悪いといっても横になっていれば大分楽な程度だったので、なんだか不思議な感じだった。

 

 で、今日は母が接種するらしい。私は5回打ったが両親は共に次が7回目だそうだ。私は最近接種した分の方が副反応が軽かったが、両親は共に逆で、最近の方がきついそうだ。そこは心配だ。父は来週だかの土曜に打つ予定だったが、月曜は絶対休めないから予定変更しようかと言っていた。そうした方がいいだろう。

 

 何にしても年1でいいな。トータルで打つメリットの方が大きいと判断したから打ってるわけだが、それにしたってワクチンにどこまで効果があるのかは今だによく分らんし。個人の体質との組み合わせの問題です、としか言いようがないんじゃないかな。当たり前だが個人個人で、打った場合と打たなかった場合の比較は絶対できないので、まあ分かりようがない。それにしたって今までワクチンのせいで(副反応以外の)害を被った心当たりが何かあるかというと全く無いので、打っといた方が良いだろう、くらいの感じだ。でも半年に1回は多いから、冬になる前に毎年打てばいいよねと。

 

 関係ないけどふと「今だに」という書き方は一般的なのだろうか?と思ってググった。……「今でさえ」の意味でも「未だに」と変換するのが一般的で、「今だに」は誤りであるというのが優勢らしい。そうなの? 「今 + だに」と「未だ + に」(「未だなり」の連用形??)じゃ全然意味が違くない?

 「未」は「未だ~せず」の形でだけ使うべきだと思うわ。少なくとも熟語で使われる「未」は全部そうじゃん。「未だに」も後に否定が続くなら使っていいと思うが、「未だに走り続けている」とか書かれたら結局走ってんの?走ってないの?ってなるわ。肯定形では「今だに」を使ってほしい。

 

 否定形だけで考えてもニュアンスは違うよなあ。「未だに」は過去と現在をフラットに見ている感じだが、「今だに」ははっきり今に力点がある。「未だに改善されない」と書いたら単純に「現在に至るまで改善されていない」くらいの意味だが、「今だに改善されない」と書いたら、「今頃は当然改善されていてもよさそうなもんだが」、或いは「もうそろそろ改善されていて欲しいもんだが」、くらいの意味にはなる。

 

 そう考えると上で書いた「ワクチンにどこまで効果があるのかは今だによく分らん」は「未だに」でよかった気がするな。いや、ワクチン登場してからもう結構経つし、そろそろ分かってもいいんじゃないか、、くらいには思ってたが、よく考えたらまだ2年しか経ってないのか。まだ気が早い。……「まだ」は肯定でも否定でも使えるのよね。「彼はまだ来ない」「彼はまだいる」どっちでも使えるから便利。多分これは「今だに」の訛りなんだろう。「未だに」はやっぱりあんまり使いたくないなあ。古典文法的に「未だに」の用例があるのかどうかは知らんが、現代文の字面の話として、使いたくない。