陰雑記

日陰者の日記・陰弁慶の陰口

16時頃から20時近くまで雨。

 強い雨だった。強い雷も鳴ったので夕立かと思い、すぐ止むだろうと思ったが、思いの外長かった。久し振りに雷鳴を聞くと多少心躍るものがある。湿った空気も今日は風情があるように思われた。

 17時頃にリビングに入った。飯を食いに来た訳ではなかったが、ちょうど準備中で、もう魚が焼けるというので食うことにした。鮭だった。いつもより良い鮭らしい。分厚くて脂が乗っていて美味かった。

 前に使っていたテーブルは捨ててしまったので、今まで食事に使っていなかった方のテーブルを使った。思ったよりは寛げる空間だった。小さい頃は嫌いだった椅子も、今座ると丁度いい。前のテーブルはテレビに向かっていたため、飯を食ってもテレビを注視してばかりだったが、今のテーブルでは多少会話の機会も増えた。今更親との会話など別に楽しいこともないが、まあ、思っていたより悪くないのではないかと思った。今日はなんだか思ったことが多い。

 食後にお茶を淹れた。外国産の小さいりんごを食った。親はふるさと納税で入手したマンゴーを食っていた。やたら美味いと言っていた。私は食べたことなかったので数切れもらったが、そんなに美味いもんではないと思う。なんか桃と柿を中途半端に足したようなやや複雑な味だ。そして私は桃も柿もあんまり好きではない。両親に存分に食べてもらうのが良いと思った。